リスクマネジメントと保険制度

リスクと保険について

保険契約の締結の代理

保険募集人が保険会社に代わって顧客と保険契約を締結する権限を有している場合を「代理」とよびます。

この権限の有無は保険契約の成立時期とも密接に関係しています。

例えば、カーディーラーで新車を購入する際に、あわせて自動車損害保険の契約を申し込み、窓口の担当者との間で契約書を取り交わしたという場合には、この担当者は権限を有していることがほとんどですので、保険契約はただちに成立し、以後の事故については損害保険による保険金が支払われます。

一方、生命保険や医療保険などの場合には、窓口の担当者はこの権限をもっていないことが多く、法的には「媒介」といって単に勧誘行為をするだけですので、保険契約が有効に成立するためには、保険会社が申込みの内容を受けて承諾したときからになります。

この違いですが、損害保険の場合はクーリングオフの対象にならない1年未満の短期の契約が多いのに対して、生命保険や医療保険の場合には、一生涯や数十年にわたるような比較的長期の契約が多く、既往症などの告知内容によっても保険金額が大幅に左右されるためとみられています。

いずれにせよ、この権限の有無については顧客に判断する術がないことから、保険業法では保険募集にあたって事前に顧客に対して説明をしなければならない事項の一つに加え、顧客の保護を図っています。

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